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小酒井園の歴史

小酒井園はここ上越高田に店を構え70年以上になります。戦後、先代の社長夫婦が裸一貫で起こし、佐々木製茶という静岡県・掛川でも大きな製茶問屋に出会いました。そこで見たものは、茶畑で「かりがね」という茶葉の茎が廃棄されている様子でした。先代はこれを「ほうじ茶の原料にならないか」と思いつき試したところ、たいへんおいしい香りに衝撃を受け販売へと繋がります。これが、当店のブランドへと成長していきます。先代のあくなき探求心により、当店の基礎ができあがりました。現在では、現社長の茶の旨味へのこだわりが、当社の成長へと繋がっております。

ネットが普及した現在では、小売店を通さずとも、お客様ご自身が直接産地問屋からお茶をご購入することができるようになりました。その時代に、産地でもないお茶屋ができること、それは「産地にこだわらない本当においしいお茶」を作ること、この一言につきます。小酒井園は前述の佐々木製茶の掛川茶が基本です。そこから色々なお茶の味を確かめ「合組(ごうぐみ)」と呼ばれるブレンドを決めていきます。そこに社長の茶師としての真価が問われます。しかし、それは社長ひとりが決めることではなく、一番の茶師はこの上越高田のお客様でした。小酒井園の茶袋に“城下町高田伝統の味”とうたっているのは、長年皆さまにご愛飲いただいている証です。小酒井園のお茶へのこだわり、それは実は上越高田のお客様のこだわりでもあるのです。